XAMPP v1.8.1 を Windows 7 64bit にインストール
2013/01/13
PCのHDDが壊れて、HDDを入れ替えたため、いろいろとPCの環境を整えているところ。
Windows 7 (64bit)のローカル環境でMTやPerlなどのプログラムを動かすために、ローカルサーバ環境を設定しなおしたので、その方法をメモ。
●下記4つをインストール。
・Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ
・Xampp
・ActivePerl
・ImageMagic
●MySQL を設定。
・MySQL の設定
「Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ」のインストール
Apache を動かすには Microsoft Visual C++ が必要。
自分の環境に合わせて「Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ」を
ダウンロードしてインストールする。
Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ
私の場合は Window 7 64bit なので
「Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ (x64)」をインストール
Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ (x64)
XAMPP をインストール
インストールファイルは下記サイトよりダウンロードできます。
apache friends - xampp for windows
この記事を書いている時点での最新バージョン「XAMPP Windows版 1.8.1」の、「インストーラー」をダウンロード。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストール開始。
画面の指示に従ってインストール。
インストールは以上。とても簡単。
※補足:
私は C:\ 直下にインストール。「C:/xampp/」
となる。
「C:\Program Files (x86)」にインストールすると、
セキュリティ(ユーザーアカウント制御機能)の関係で不具合が出るらしい。
XAMPP の設定(バーチャルホストの設定)
Virtual Host (バーチャルホスト)の設定
XAMPP の control pannel を開いて、Apache をスタートさせ、
ブラウザのURLの欄に「http://localhost/」と入力すると、
「C:/xampp/htdocs」
の中身が表示される。
これは、
ドメイン名(ServerName)の「localhost」に対して、ディレクトリ(DocumentRoot)に「C:/xampp/htdocs」が設定されているため。
私の場合、
任意のドメインで、任意のディレクトリを表示したい。
たとえば、ドメインを「site1.host」にして、「C:/work」にアクセスさせるようにしたい。
その場合、以下の3つの設定をする必要がある。
・XAMPPのhttpd-vhosts.conf ファイルの変更
・XAMPPのhttpd.conf ファイルの変更
・Windowsのhosts の変更
httpd-vhosts.conf ファイルの変更。
xampp/apache/conf/extra/httpd-vhosts.conf
19行目付近
##NameVirtualHost *:80
↑この文頭の「##」を削除し、下記のようにする。
NameVirtualHost *:80
最後に以下を追加。
DocumentRoot "C:/xampp/htdocs"
ServerName localhost
<Directory "C:/xampp/htdocs">
Options All
AddHandler cgi-script .cgi .pl
order deny,allow
Allow from All
</Directory>
DocumentRoot "C:/work"
ServerName site1.host
<Directory "C:/work">
Options All
AddHandler cgi-script .cgi .pl
order deny,allow
Allow from All
</Directory>
上記の「
C:/work」の箇所は、Document Root に設定したいディレクトリにしてください。
httpd.conf ファイルの変更。
xampp/apache/conf/httpd.conf
Virtual Host で、
「xampp/htdoc」配下以外のディレクトリを DocumentRoot に設定する場合の設定。
私はここではまった。
設定したサーバーネームでアクセスしても Forbidden 403 になってしまった。
Virtual Host で、「xampp/htdoc」配下
以外のディレクトリを DocumentRoot に設定する場合は、「
Require all granted」にしないと Forbidden 403 になってしまう。
201行目付近を書き換える。
AllowOverride none
Require all denied
↑上記を下記に書き換える。
AllowOverride none
#Require all denied
Require all granted
※補足:
Xampp のバージョンによって、記述の違いがあった。
以前のバージョン と、xampp 1.8.1 の両方 |
xampp 1.8.1 |
order deny,allow
deny from All |
Require all denied |
order deny,allow
Allow from All |
Require all granted |
参照:
Apache HTTP/Require Directive
Windows の hosts ファイルの設定
Windows/System32/drivers/etc/hosts
hosts ファイルを修正する前に一応、別のディレクトリなどにバックアップをとっておく。
hosts ファイルに下記を追加。
127.0.0.1 localhost
127.0.0.1 任意のドメイン
上記の「
任意のドメイン」のところは、「site1.host」など、オリジナルのドメイン(サーバーネーム)にする。
ActivePerl の設定
ローカル環境でPerl を動かすため、ActivePerl をインストール。
下記からダウンロードできます。
ActivePerl Downloads - Perl Binaries for Windows, Linux and Mac
自分の環境にあったインストーラーをダウロードし、インストール。
私の場合はこの記事を書いている時点での最新バージョンで、
Version 5.16.2.1602 の「
Windows (64-bit, x64)」版をダウンロード。
ファイル名は「
ActivePerl-5.16.2.1602-MSWin32-x64-296513.msi」。
これをダブルクリックして実行。
画面の指示に従って[Next >]ボタンをクリック。
途中、インストール先を設定知る画面になります。
デフォルトだと
C:\perl64\
(インストーラーによって違う)にインストールされるが、
私は、プログラムファイルの1行目に書く
perlのパスを
#!/usr/bin/perl
にしたいので、インストール先を usr フォルダに変更しました。
[Browse]ボタンクリック→Folder name の欄に「C:\usr\」と入力。
参照サイト:
XAMPPにPerl5.12.4をインストール - 弱小PHPerの憂鬱
Perlを導入しよう
Imagemagic のインストール
こちらのページでダウンロードができます。
Imagemagick:Convert, Edit, and Compose Images
(以下は2013年1月13日の時点。)
- 左側サイドバーの[Download]
- Japanの項目[ftp://ftp.u-aizu.ac.jp/pub/graphics/image/ImageMagick/imagemagick.org]
- [01/06/2013 06:27午後 ディレクトリ binaries]
- [ImageMagick-6.8.1-9-Q16-x64-dll.exe]
ダウンロードしたファイルを実行してインストールする。
MySQL の設定
- XAMPP の Control Pannel を開く(「ようこそ」の画面が開く)。
[スタート]→[すべてのプログラム]→[Apache Friends]→[XAMPP]→[XAMPP Control Panel]
- Apache の[start]をクリック。Apache の文字のハイライトが黄色から緑になる。
MySQL の[start]をクリック。MySQL の文字のハイライトが黄色から緑になる。
- Apache の[Admin]をクリック。XAMPP の Control Panel が開く。
- 画面左側の[セキュリティ] をクリック。
- 画面右側の文中、
------
=> http://localhost/security/xamppsecurity.php <= [localhostからのみアクセスできます。]
------
のオレンジ色のリンク文字
[http://localhost/security/xamppsecurity.php] をクリック。
- 「MYSQL 項目: "ROOT" パスワード」
パスワードを入力し、
(File: C:\xampp\security\mysqlrootpasswd.txt)にチェックを入れ[パスワードを変更しました。]をクリック。
「XAMPPのディレクトリ制御 (.htaccess)のユーザとパスワード」
ユーザーとパスワードを入力し、
(File: C:\xampp\security\mysqlrootpasswd.txt)にチェックを入れて[安全なXAMPPディレクトリを作成してください。]をクリック。
- 再度[セキュリティ]を開いて、「対象」と「ステータス」の項目のあるテーブルを確認してください。
3つの項目が緑色の[安全]になっていればOK。
赤く[要注意]になっている場合は再度上記の設定をしなおしてください。
以上で設定終わり。